向回路

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20150428

2015/03/15(Sun) 明治安田生命J3リーグ 第1節 (相模原ギオンスタジアム)
SC相模原 3-0(前半1-0) Jリーグ・アンダー22選抜
<得点>
(相模原)井上平、工藤祐生、樋口寛規

 J3リーグの日程発表時から楽しみだった、開幕相模原戦。昨年のJ3そしてJリーグ・アンダー22選抜初年度、関東在住のJサポ有志で始まった声出し応援。それは“勝ちロコ”が飛び出た相模原戦初戦に始まり、町田戦、Y.S.C.C.戦とその輪が広がっていった。そして向かえた相模原3戦目。早々に1人退場となるも、GK田尻がPKをセーブ。これをきっかけに、10人のJ-22がなんと5-1の大勝!選手、サポーター笑顔笑顔の試合だった。そして向かえた2015年の開幕戦は、その相模原。J-22からすると、昨年唯一3戦3勝と非常に相性の良い相手。対する相模原からすると、去年の借りを是が非でも返したいはず。開幕戦となればなおさらだろう。昨年終盤は戦列を離れていたFW高原もチーム残留、背番号10を背負うこととなった。さあ、Jリーグ・アンダー22選抜、そして連合サポ2年目はどのようなシーズンになるのだろうか。


 J3開幕の4日前、3/11(水)に開催された、国際親善試合U-22日本代表vsU-22ミャンマー代表。試合は9-0でU-22日本代表が大勝。リオ五輪予選を兼ねるAFC U-23選手権2016に向けた合宿前の試合としては、この土日に開催されるJリーグが最後の試合。J1・J2の所属クラブで出番がある選手は当然リーグ戦に臨むものの、メンバー外となった選手の“試合感”という意味でも、J3開幕戦に出場することは予想された。予想通り、前日3/14朝に発表された招集メンバーでは、磐田からGK牲川、FC東京からMF中島が招集。サンガからは残念ながら?招集無しだったが、鳥栖へレンタル移籍中のFW田村が招集。よし、応援に行く大義名分ができた。だが発表されたのは14名。「残り2名については、確定次第、お知らせ」とはどういうことか。すると、16時に追加発表されたリリースでは、新潟からDF松原とFW鈴木が追加招集。13時開始の清水戦では、両名ともベンチ入りするものの、鈴木は後半アディショナルタイムの途中出場、松原は出場無しに終わっていた。確かに“試合感”という意味では、J-22に招集する意味はあるのかもしれない。だが、既にJ-22の前日練習は終了。ぶっつけ本番もいいところだ。本当にこんな招集で良いのか?相模原に失礼じゃないのか?


 試合当日、朝から空模様が怪しく、家を出る時にはポツリという嫌な雰囲気。だが会場、相模原ギオンスタジアムに到着した頃には回復、むしろ冬装備が暑いくらいの晴天になった。スタジアム入り口では、超有名ブロガー!サンガサポの関takaさんと合流。関takaさんは昨年の相模原3戦目の大勝をきっかけに、「来年は太鼓デビュー!」とノリノリになっていただいたようで、サンガサポ仲間から譲り受けた太鼓を担いでの登場だ。何故かしら昨年よりさらに狭くなったアウェイB席には、昨年共に声援を送った連合サポの面々と再会。初顔合わせのメンバーも、もちろんウェルカム。さあ4タテと行こうじゃないか!


 13:00 KICK OFF。牲川、松原、中島、鈴木のU-22代表4人が揃って先発したJ-22。早速鈴木がバー直撃のシュートを放つなど、決定機を迎えるが、先制したのは相模原。35分にトロのクロスを井上がヘディングシュート。GK牲川がキャッチに行くも、ボールを収めきれずにゴールの中へ。右サイドハーフで先発出場の田村も、正直何も印象を残すこと無く前半で交代。ちょっと残念…
 後半56分、相模原のFKに工藤のヘディングシュートで2点目。J-22も速攻から茂木(浦和)のクロスに北川(清水)が押し込んでゴールイン!…もこれはオフサイド。残念ながらこれが後半唯一の決定機。80分にはトロを倒した橋本が2枚目の警告で退場。1人少なくなったJ-22、反撃のままならず、86分に左からのクロスに樋口が頭で合わせて3点目。全失点を高さで競り負けるという同じような失点を繰り返して試合終了。U-22代表組は個々の光るプレイは見えたものの、他のメンバーとの連携が無。中盤でボールが収まらず、自在に動き回る相模原10番高原にチンチンにされた試合だった。


 今シーズンより、まずは相手サポーターへの挨拶へ向かうことにしたJ-22メンバー。昨年は3タテをくらった相手に3-0の快勝。相模原サポーターから送られたのは、「ニッポン!」コール。それはAFC U-23選手権へ臨むメンバーへのエールかもしれない。だが、これはU-22日本代表ではない。あくまでJリーグ・アンダー22選抜なのだ、と線を引いた上で応援する連合サポにとっては、なんとも複雑。個人的には屈辱を感じる場面でもあった。
 そしてJ-22サポーターへ向かう選手たち。だがよく見ると、U-22代表の4名と、残り12名の2集団で歩いて来るではないか。たまたま歩くスピードが違っただけかもしれないが、メンバー内での温度差は感じさせて欲しくない。縁あって一緒に戦うこととなった16人。代表であろうが無かろうが、目の前の試合に勝つという目標をまずは共有して、次の試合に向かって欲しい。その「次」がJ-22になるのか、所属チームになるのか、代表になるのか。その違いはあれども、今日の結果を無駄にすることが無いよう…


 なお、共に応援した連合サポにいた磐田サポ氏。裏で行われていた西京極のサンガvs磐田。結果は前半でサンガ2失点し、そのまま0-2で試合終了。スコアが動く度に速報が聞こえてくるのは、なんとも気まずかったですなぁ。いやいや、J-22では共に戦う仲間ですよ。また会いましょう!


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